賃貸卒業!不動産は借りるより所有した方が圧倒的にお得な理由。

皆さんは、不動産を持つことについてどんなイメージがありますか。「マイホームや不動産投資🟰多額の借金または出費🟰ハードル高い」という印象を持つ方も多いかと思います。

ですが、不動産を持つ事で得られるメリットは沢山あるので、今回のコラムでは『不動産は借りるべきではなくて買うべきなんだな』という点にフォーカスし、お話ししたいと思います。

持ち家メリット 4選

1. 住宅ローン控除

私たちは働いた分だけ、毎年毎月多くの税金を支払っています。稼ぐにつれて税金に搾取されてしまうのは悔しいですよね。では、それらを少しでも手元に戻していきましょう。

住宅を購入する際、住宅ローンを利用することで所得税や住民税が軽減される「住宅ローン控除」が受けられます。一定の要件を満たせば、10年間以上にわたり所得税の一部が還付されるため、かなりの節税効果があります。

 ※ 国土交通省引用

2. 売却時の特別控除

何かで利益を出す都度、課税される日本ですが、自宅をもし売却し利益が出た場合、実は非課税になる制度があります。自宅を売却した際には、一定の条件を満たすと「3,000万円の特別控除」を受けることができます。これは、自宅の売却益から最大3,000万円が非課税となる制度で、大きな節税メリットがあります。

 ※国税庁引用

3. 資産形成

持ち家は将来的な資産として残すことができ、売却や賃貸で収益を得る可能性があります。また、ローン返済が完了すれば、その後は住宅にかかる費用が減少し、自由に使える資産が増える可能性があります。住んでいる家が、自分の資産となる安心感は、持ち家ならではです。

4.団体信用生命保険(団信)

生命保険や他保険よりも、手厚く最強かもしれません。住宅ローンを利用する際に加入する「団体信用生命保険(団信)」。不動産購入時、団信保険に加入する事で、もし借り手が亡くなった際には、残された家族は住宅ローンの返済を心配する事がなく残債がなくなります。相続人に対する所得税の課税関係も生じません。

持ち家は家族の資産として残るため、遺族にとって重要な財産となり、生命保険の代わりのような役目を持ちます。持ち家を持つことや団信保険に加入することは、経済的な安定や安心を提供し、家族の未来を守るために重要な要素です。

 ※りそな銀行より引用

不動産投資のメリット 3選

1. 節税効果

不動産投資を行うことで、必要経費を計上することができ、所得税や住民税の軽減が可能です。特に、減価償却費や管理費、修繕費、手数料、保険料、固定資産税などが経費として認められ、税負担を軽減する事ができます。

2. 団体信用生命保険(団信)

持ち家同様、投資目的で不動産を購入する際にも加入できるのが、団体信用生命保険(団信)です。住宅ローンを利用する場合、団信に加入することで、借入者が死亡した場合にも残りのローンが保険でカバーされるため、家族の負担を軽減し、資産を残す事にも繋がります。

3. 資産形成とインフレ対策

不動産は一般的に長期的に価値が上昇する傾向があるため、資産形成の手段として有効です。また不動産はインフレ時にも価値を維持しやすく、賃料もインフレに伴って上昇する可能性があるため、資産価値の保全にも役立ちます。現在インフレ傾向にある日本、不動産は強い味方になってくれます。

賃貸デメリット 2選

1. 資産にも保険にもならない

賃貸物件は自分の資産として所有するものではなく、家賃を支払い続けることで住む権利を得る形になります。不動産所有者の資産を代わりに築いてあげているようなものです。賃貸している間、自身の資産を増やす事も守られる事もなく、永遠と賃料を支払う義務だけがあります。また団信のような補償もないため、残される家族に、資産を残す事にもなりません。

2. 安定がない

現在インフレ化にある日本。今後更にインフレが進むと、賃貸料も上昇する可能性があります。家賃は市場の動向に影響されるため、将来的に負担が増えるリスクがあり、支出が安定的ではないという不安定感があります。また家賃の支払いも減る事や無くなる事なく、支出が永遠と続きます。

賃貸には自由に住み替えられる気楽さというメリットもありますが、資産形成や安定性の観点からはデメリットもあるため、自分の将来的なライフスタイルに合った選択をすることが重要です。

さいごに

私自身これまでに、過去に賃貸を4件、持ち家を3件、住み替えてきました。

「支払ってきた全てが何一つ戻ってはこない賃貸」と、「ローンで支払っていた分が貯蓄感覚で売却時戻ってきた持ち家」、「購入時の価格より高く売却出来た際には特別控除により非課税で利益を受け取る事も出来た持ち家」。

持ち家には、資産を持てる以外にも節税効果、もしもの場合の保険代わり、住み替える場合は貯金、または利益が発生するポジティブな可能性を秘めています。

但し、もし購入時に今後売買する可能性や計画がある場合は、資産価値がおちにくいエリア、適切な予算と相場、ライフプラン、最低限の目安と条件をしっかり吟味する事が大切です

不動産を持つ事は、大きなお買い物ですから簡単な事ではありません。またリスクが無いわけではありません。もし住み替える場合には、賃貸よりも一苦労があるのは事実です。

ですが不動産を持つ事は、私たちの暮らしに沢山のメリットをもたらします。今回のコラムを通して、資産形成に向けて参考にして頂けたら嬉しいです。

GIS コラム担当 清

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