みなさんは今どの様な家にお住まいでしょか。戸建て、マンション、分譲、賃貸と様々な選択肢がある中で、何をメリットと考え選択したでしょうか。日本でマイホームを買ったと聞くと、ほとんどの人が一生に一度の買い物で、そこで身を固めてずっと暮らしていくというイメージを持つ方がほとんどだと思いますが、カナダの場合は必ずしもそうではないのです。
カナダの家
日本に比べて年数が経っても値段が下がりにくいカナダの住宅の特性も影響していると思うのですが、カナダでは家族構成やライフスタイルに合わせて家を買い換えることも珍しくないのです。例えばワンルームのマンションを購入した夫婦に子どもが産まれたとき、その物件を売ってそれを頭金にさらに広いマンションや家に買い換えたりします。そしてまた時が経ち子どもが巣立って夫婦だけになったとき、そのとき住んでいる広い物件を売って小さいサイズにダウンサイズするということが一般的に行われています。不動産の価格が日本に比べて高いので、最初に家を購入するのはかなり勇気がいるのかもしれませんが、買い替えができる点や年数が経っても値段が下がりにくいという点から言えば、マイホーム購入のプレッシャーが少し下がるかもしれませんね。
私はカナダに入国して最初の3週間はホームステイをしていました。ホストファザー・マザーの他に、小学生の女の子が2人とおばあちゃんの5人家族の一軒家でした。日本ではあまり見ないこちらの一軒家の特徴として、ベースメント(地下)がある家が多いことがあげられ、ベースメントを映画ルームや子ども部屋として活用している家もあれば、ベースメントに台所や風呂トイレがついている場合は、ローン返済のために人に貸し出していることも多く、私のホームステイ先のこの家も地下を別の家族に貸していました。
ローン返済の目的で自分の家に他人を住まわせるということは日本ではあまりありませんが、特に家の値段が高いカナダ・バンクーバーでは一般的に行われている方法なのです。同じ家の中に他人家族が住んでるいるという事にも少し驚いたのですが、それ以上に私は家の中の物や家具が全て大きい・高い事に衝撃を受けました。ダイニングテーブルやイス、ソファーはもちろんの事、キッチンのシンクや調理台の高さも日本の物より高く、私には少々使いにくいとさえ感じる程でした。トイレの便座も高いので、私の場合座ると子供の様に足が床に付かずブラブラしてしまう状態になりました。笑
またカナダの家は天井が高く、窓も大きい為開放感がありたくさんの日差しが家の中に差し込みます。しかし、夜になるととにかく家の中が薄暗いのです。カナダの家には日本の家ほど明かりがなく、オレンジ色の間接照明がほとんどなのでより一層暗く感じました。私の住んでいた家では、入ってすぐの玄関らしき場所(カナダの家には日本の様な玄関がありません)で靴を脱いで入っていましたが、この場所も家の中なので日本に比べて砂や泥など外の汚れを家の中に持ってきてしまいやすく、何だか毎回家を汚してしまっている様な気がして申し訳ない気持ちになっていたのを覚えています。
世界195の国と地域が対象となっている 、2024年の世界の国・地域別の男性平均身長ランキングで、日本人男性の平均身長は172.06cmで112位、日本人女性の平均身長は158.5cm で141位でした。
対してカナダ人男性の平均身長は178.75cmで30位、カナダ人女性の平均身長は164.73cm 38位でした。男女共に日本人とカナダ人では6㎝以上の差があるのが分かります。
ホームステイ期間終了後は、前述した様に地下にキッチン等の水回りがあり、個室が4部屋、リビングダイニングがあるというタイプのシェアハウスに引越しました。(上には大家さんが住んでいます)ここは私の職場があるバンクーバーの中心部ダウンタウンからは電車で30分位かかる所で、仕事柄帰宅が遅くなる事があったので、2ヶ月程住んだ後ダウンタウンのマンションへ引越ししました。こちらでの引越しは家具・家電・食器等全てすでにそのまま置いてある家がほとんどなので、日本から持ってきたスーツケースのみで気軽に引越しが出来ます。なので、ワーキングホリデーで1年間滞在中に6回引越しをしたという友達もいました。
半年もすれば家具やトイレの大きさにもすっかりなれ、日本よりもサイズが全て大きい事などすっかり忘れて生活していたので、日本に帰国した時は本当に驚きました!実家がまるでシルバニアファミリーか何かのミニチュアハウスの様に感じたのです。トイレでもしっかり足が床に付くし、シンクも低いので何なら少し腰が痛くなってしまったりして、全てが今度は小さく・低く感じました。どうやら私はカナダではスモールライトを浴び、帰国した日本ではビックライトを浴びた様です。笑
第二の家を持つ⁈
最近の日本の家は家事の動線が考えられていてとても合理的ですが、動線に関しては言えばさほどカナダの家は工夫が施されているとは思えませんでした。でもカナダの家の方が全体的に天井が高く窓が大きいので開放的な感じが日本の家よりしました。将来マイホームを手に入れるときが来たら、2つの国のいい部分を参考にできたらなぁ、そしてあわよくばカナダに自分の家を持てたらなぁなんて夢見ています。
しかし、自分がそこに住まなくとも不動産投資という形で家を手にする事も出来ますよね。日本人でも家は一生に一度の買い物という感覚ではなくなるかもしれないのです。また、海外にも自分の家があるなんて少し憧れませんか?日本には自分の住まいが既にあり、海外には投資用の家を持つ事により、カナダ人の様にその物件を売ってそれを頭金にさらにまたグレードアップした次の物件を購入するという事も可能になると思います。少しでもご興味をお持ちでしたらお問い合わせ頂ければと思います。
「海外にも所有している物件があるんだ〜」なんてカッコ良いセリフ言ってみませんか。笑