グローバル化が進む現在、社会では外国語でのコミュニケーション能力の必要性があらゆる場面で求められるようになりました。
日本の企業(楽天株式会社、株式会社ファーストリテイリング、アサヒビール等)でも社内公用語が英語であったり、私立中学、高校、大学の入試では英検が加点される学校も増え、それ故に留学の若年化もしてきたりと、日本でも英語への意識は高まりを増しています。
ところが、今後世界で話される言語が、実は英語以外にもある事は皆さんご存知でしょうか。
世界ではその重要性は注目され、ビジネスシーンでも多くのニーズがある事から、既に語学習得への意識や教育の現場も少しずつ変化しているのです。
その言語とは、、
中国語(マンダリン)です。
中国の人口は世界最大であり、約14億7,700万人が中国語を公用語(2023年時点)としており、中国の経済的な影響力が増しているため、国際的なビジネスや交流においても中国語の重要性が増しているのです。英語を公用語にしている人口数15億3,100万人(2023年時点)を比較すると、世界で最も使用されていると認識のある英語と、中国語は人口の差が実は近い事が分かります。
世界三代投資家とも言われているアメリカ人のジム・ロジャーズさんも、今後世界で重要になる言語は中国語と言及しており、英語と中国語を公用語とするシンガポールへ2007年には家族移住しています。自身の子供も中国語を学ばせており、今後のグローバルなビジネスや社会において、中国語のスキルが重要な資産となると考えられているのです。感度の早さがさすがですね。
そしてシンガポールのお隣、マレーシアでも、中国語が毎週授業に組み込まれているインターナショナルスクールがほとんどです。最近では中国語HSK資格取得に力をいれたインターナショナルスクールも多くなっています。
このように、世界では英語に加えて中国語の重要性にもフォーカスされるようになり教育の場、ビジネスの場が変化してきています。
ちなみにマレーシアのインターナショナルスクールに通う我が子の学校でも、他校に比べて中国語への取り組みが熱心なようで、毎日中国語の授業を受けています。(更に加えて、マレー語、スペイン語も週1で授業があります。笑)
中国語、、、なんか難しそう、、そんなイメージがありますが、ここで日本人の皆さんに朗報です!
インターナショナルスクールで中国語を学ぶ生徒の親御さんから話を聞いてみると、よく耳にするのが『他国の生徒と比較した時に、日本人生徒は比較的中国語の成績がとりやすい。』
漢字を勉強したことがない年齢、または難易度があがる中級以上なると話は別かもしれませんが、ほとんどの日本人生徒が中国語をはじめて目にした時、日本の漢字に似た字や同じ字が存在するので『こういう意味でしょ』というイメージがつくため、学ぶ上で抵抗が少ないのです。
こちらの例を比べてみると、なんとなくお分かりになりますよね。
漢字に抵抗がない、部首が理解できる、音読みは中国語から由来しているため馴染みがある音だったりする、この辺りが日本人が他国に比べて習得が有利な理由です。
有利といえど、実際に中国語を学んでいる子供達を見ていて、中国語の発音は難しそうです。他言語習得の1番の壁は、リスニングとスピーキングに尽きるなと感じますが、「中国語得意かも」という感覚で前向きに学べている子供たちを見て、中国語は日本人にとって有利な言語学習に感じます。
日本で学んできた漢字が、まさか多言語習得に活かされると思っていなかったので、日本での学びに感謝です。
これから資格勉強、語学勉強、スキルアップや子供の教育について考えられる方がいらっしゃったら、中国語も選択肢に入れてみてはいかがですか。
グローバル化する世の中に日本人が立ち向かっていくためにも、将来の選択肢や可能性が広がるかもしれません。
そして日本人は中国語を学ぶには有利であるというメリットも、ぜひ掴んでもらいたいものです。
興味ある方はぜひトライしてみてくださいね。
私も子供の背中を追っかけて、中国語頑張ってみようかと思います。。!
GISコラム担当 清