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手先が器用でビジネスチャンス?!

日本人は海外の方と比べ昔から手先がとても器用だとよく耳にしますよね。箸を使ったり、漢字を書いたり、また幼少期から折り紙で遊んだりと生活の中で手先を使う事が多いからなのでしょうか。もしくは、日本人は職人気質で細部にまでこだわる人が多いという内面からくるものなのでしょうか。どちらにせよ私は技術職に関しては欧米人に比べ日本人の方が向いている様に感じます。

もちろん個人差はありますが、逆に何かを判断するリーダーの様な仕事は欧米人の方が力を発揮できるのではないでしょうか。私が日本人の器用さ、そしてホスピタリティの素晴らしさを海外で身をもって体験した場所の一つに美容室が挙げられます。

カナダの美容室

カナダで生活を始め3ヶ月が経った頃、自分の髪の毛が伸びてきた事が気になり、美容室へ行く事にしました。とはいえ、海外の美容室・・・拙い英語でちゃんと伝える事が出来るだろうか、そしてどんな髪型になるのだろうか、と不安だらけでしたが日本以外の美容室とはどの様なものかという好奇心の方が先行し、敢えて私は日本人が常勤していない店舗へ行きました。結論から申し上げると、大失敗でした。笑

雑の一言に尽きてしまうのです。。。まずケープが肩までしか長さがない為、切った髪の毛は洋服に付き放題、そして細かい前髪の切り落としが顔にたくさん張り付いたままの状態で帰されてしまう、(日本では当たり前の様に顔に付いた毛をフワフワのブラシで落としてもらえますよね)シャンプーの際に顔にかけてくれる、白い紙や布などはもちろんなく、ただただ洗ってくれているスタッフの顔を気まずく見上げるしかない上に、頭もガシガシ洗われ、何なら若干頭が左右に振られてしまう・・・ここまでくると少し笑いそうにもなりましたが、出来上がった髪型を見て愕然としました。

このクオリティーでカット代+チップを払わなくてはいけないのか......という感じの仕上がりでした。決して私が行った美容室がハズレだったわけではなく、どこも同じ様なサービス且つ思っていた通りの仕上がりになる事はない様です。ちなみに、その3か月後に懲りずに私は興味本位でまた別の美容室へ行ってみましたが、デジャブかと思う程の同じ体験をする事になってしまいました。カナダ在住の友人にも色々聞いてみましたが、やはり日本人が常勤していない店舗はどこも同じ様でした。日本でのサービスを求めてしまった私がいけなかったのですね。

私が住んでいたカナダ・ブリティッシュコロンビア州では、当時最低賃金が8.75カナダドルだったのですがその後年々上昇しており、現在は16.75カナダドルまで引き上がっています。そして更に今年6月には17.40カナダドルとなります。(カナダでは州によって賃金が異なります)この近年の流れからいずれチップ制度がなくなるのでは?とも言われていますが、まだ現在はチップを支払う慣習があるので、美容室でも同様に支払う必要があります。カナダの美容室でのチップの目安は合計金額の10%~25%と言われていて、15%程度支払えば失礼のない金額かと思います。

日本人美容師は海外で大人気??

前述した通り、やはり日本人の手先の器用さは素晴らしいと思います。故に、海外の方に比べ美容師は細部まで拘った繊細なカットの仕上がりが可能なのではないでしょうか。更に、私達がいつも当たり前に美容室で受けているサービスは海外では行われていないのです。髪を切っている間や待ち時間に退屈しない為の多種多様な雑誌や本の用意シャンプー中に首に当ててもらえる暖かいタオルシャンプー後の頭・肩のマッサージ、カラーやパーマをする等の長丁場になる際はドリンクのサービスまでしてくれる所もありますね。挙げてみればキリがないのですが、普段私達が美容院で受けているサービスは日本独自のものだったのです。

となると、やはり海外で他の店舗と同じ価格にも関わらず、イメージ通りの髪型になり、丁寧且つこれだけのサービスをしてくれる店舗があれば人気が出るのは当然ですよね。マレーシアやシンガポールでは、この技術やホスピタリティをかい、富裕層の方々が専属で日本人の美容師を雇うそうです。マレーシア・シンガポール以外でも、日本人の美容師の需要は高く、所得においても日本で働くより遥かに多く得られるそうです。

この様に、技術職いわゆる手に職がある方達は美容師同様、まだまだ海外での需要が高い職種があるのではないでしょうか。日本の技術やサービスとホスピタリティをバランス良く提供するという事を海外で広めた結果、高所得者となり、さらに海外の方々に満足をしてもらえる。こんなWin-Winな関係が今後益々増える事を願うばかりです。

日本フランチャイズチェーン協会の2021年のデータによると、日本国内のコンビニエンスストアが全国で約5.6万店に対し、厚生労働省のデータでは美容室はその5倍近い25.4万店もあるそうです。

円安が進み、この先日本円だけでは少し不安だという方は、投資やビジネス展開によって海外に資産を置く事も視野に入れてみると良いかもしれませんね。

海外不動産投資にご興味がある方は是非一度ご連絡下さい。また銀行口座開設等もお手伝いさせて頂きます。

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