こんにちは。G.I.S.コンテンツ担当の風間と申します。突然ですがみなさんは輸入製品についてどうお考えでしょうか。昨今では、日本でも海外の食料品や雑貨などを手軽に購入する事が出来ますよね。私もコストコ等へ行き海外のお菓子や洗剤を購入する事が多々あるのですが、何か高価な電化製品や家具等を買う時は、単純な私はやはりMADE IN JAPANに絶大な信頼をおき、勝手に安心感を抱いて多少値段が高くても日本製を購入する様にしています。笑
そんな日本製(MADE IN JAPAN)の商品は、丁寧に作られている、頑丈で長持ちする、といった高品質の商品が多く、日本の『中古生活雑貨』は、海外では大変人気があり需要が高いのです。日本製の中古生活雑貨(リユース品)が注目される要因は、その高品質と耐久性にあります。
日本の製品は、その製造技術と厳格な品質管理により、他国のものよりも長持ちすることが多いため、途上国の消費者にとってコスト効率が良いとされています。リユース品としての再利用が容易で、環境への負荷も少ないのです。
また、日本で販売されている中国製やベトナム製なども、他国製の商品であっても日本の厳しい商品販売審査に合格しているため、信用性の高い商品と言えます。
海外で衣類を購入した方ならご存知かと思いますが、海外製の衣類は本当に補正が甘く、一回着ただけで糸がほつれてしまう様な物が多くあります。また一度洗濯しただけで形が崩れたり、首元がダルンダルンになってしまう。色物の衣類は何度洗濯しても永遠に色が出る為、絶対に白い物とは洗えない、そしてなんといっても欲しいと思える様なデザインがない等々、海外の衣類には悩みが尽きませんでした。笑
なので私が海外で生活していた時はほとんど衣類は買わず、日本から自分の衣類を送ってもらったり、また国外発送してくれる日本製の服をネットで購入したりしていました。基本的には海外で衣類を買う事を私は避けていましたがどうしてもの時は、もう3回着れれば上等だ!と思う事にして使い捨ての感覚で安い物を買って、ダメになったらすぐ捨てるという事をしていました。また家電も本当によく壊れていました。買ってすぐに使い物にならない事なんてよくある話です。
日本の家電製品は平均寿命が7年以上であり、これは多くの途上国にとって魅力的な長寿命です。また、日本独自の美意識が反映されたデザインも人気の一因ですであり、特に日本の陶器や服、家具などは、シンプルながらも機能性に富み、美しさと使い勝手のバランスが絶妙なのではないでしょうか。この様な事を海外の方達も分かっている様で、日本から輸出される中古生活雑貨は、多くの海外の人々から購入されているのです。
新品を製造する過程では多くのエネルギーと資源が使われますが、リユース品はその負荷を大幅に削減できます。日本製品は元々その耐久性が高く、一度製造された商品が繰り返し使われることで、資源の消費と廃棄物の生成が減少します。日本自体もリサイクルに積極的で、2019年のデータによると家庭ごみのリサイクル率は20%以上となっています。日本からは年間約200万トンのリユース品が輸出され、これによってCO2排出が約20%削減されているとされています。
日本のどの様な種類の中古生活雑貨が人気であるかは輸出国によって異なります。
【中国】
自転車や自動車・オートバイなどの部品や鉄素材が特に需要があるそうです。
物価が安く物に溢れた中国では、生活雑貨を日本より安く手に入れることができるため、鉄素材など貴重な原料となる物や、希少度の高い物以外は、あまり需要がないそうです。
【アメリカやヨーロッパ】
衣類などのアパレル、家電・電化製品などの日本製の中古生活雑貨というだけで幅広いジャンルで人気があるそうですが、日本まで距離があり、輸出運搬費用も多くかかる事から、なかなか市場には出回らないそうです。
【東南アジア】
タイやマレーシア、フィリピンなど日本から近めの東南アジア諸国では、衣服や日用品、家電製品など、日本の中古生活雑貨全般的に人気があるそうです。
その中でも、フィリピンは慢性的な物資不足であるため特に需要があります。傘やカバン、靴といった日用品の中古生活雑貨が幅広く売れています。
また、日本からの中古生活雑貨の人気が特に高いフィリピンでは、日本からの中古品のみを取り扱った市場が開かれており、日用品から家具・雑貨、電化製品など、様々なものが売れています。
こちらはフィリピンの日本の中古生活雑貨を売っている店舗です。日本のベビーグッズなんかも需要があるようですね!
時計やタンス、昭和感たっぷりといいますか田舎の祖母の家を思い出すような懐かし物がたくさん売っていますね。笑
私達が日頃よく使っていた物が海を渡りフィリピンでまた違う誰かが購入し使ってくれているなんて私は少し嬉しく思います。前述した物の他にも、贈答品(タオルや食器セットなど)、自転車や自動車・オートバイなどの部品や鉄素材など、様々な日本の「不用品」が海外輸出され、海外の人々に「リユース品」や「リサイクル品」として、活用されているそうです。日本国内、そして地球から「ゴミ」となるものを少しでも減らすためにも、海外輸出による「リユース・リサイクル活動」はとても効果的であり、地球環境問題の問題解決に大きく貢献できる大切な取り組みなのではないでしょうか。
フィリピンや新興国は生活保護などはなく、日々どの様にして生きぬいていくかという状況下におかれている人が大勢います。それを踏まえた上で弊社の代表がフィリピン視察で実際に、下町やスラム街の劣悪な衛生環境で生活をし、必死でどうにかお金を工面して日々何とか食い繋いでいる人達や、家が燃えて服が全部なくなってしまった子供、そして新しい服すら買えず友達同士で助け合いなんとか暮らしてる人達を目の当たりにしました。
そこでこの国を応援する1つの手段として、弊社の取組に賛同して下さったお客様(アテンドをさせて頂いた際にこの国の現状や下町およびスラム街を見て頂きました)からのお力添えのもと、不要となった衣類やお菓子等を援助用に頂き、それらを下町やスラムの子供達へと配らせて頂いております。
一概には言えませんが、UNICEFや募金団体等を利用してしまうと、ほとんどが団体にお金が入り、実際に困ってる人達にはなかなか物資が届いていないというのが現状です。そこで弊社では直接この様な取組をさせて頂く事となりました。
フィリピンは今後益々成長する国です。不動産投資という形だけでなく、あらゆる方面からフィリピンを盛り上げるお手伝いが出来ればと弊社では考えております。みなさんも、弊社を通じてこの様な活動に少しでもご興味をお持ち頂けたら幸いです。