
バングラデシュという国をご存じでしょうか。
バングラディッシュやバングラディシュと呼ばれることもありますが、正確にはバングラデシュです。
南アジア、インドの東側に位置する国で、後発開発途上国(LDC)言われる貧しい国ですが、BRICsに次ぐ急成長が期待される有望新興国群であるNEXT11に名前を連ねています(他10国はメキシコ、ナイジェリア、韓国、ベトナム、インドネシア、バングラディッシュ、パキスタン、フィリピン、トルコ、イラン、エジプト)。
世界第 8 位の人口(1.7 億人)を有し、人口密度は、1平方キロメートルあたり1,301人(日本340人/㎢)と、世界で最も人口密度が高い国の一つに数えられています。
また、かつてイギリスの植民地とされ、その後インド、パキスタンから独立を果たしたという経緯から、かなり広い場面で英語が通じるとのことです。2013年TOEIC国別平均点では895点で第一位と、驚異的な数字を残しています(もっとも、受験者数がかなり限定されていた可能性もあるとのことですが)。
そんなバングラデシュの今後の経済発展について、3つの要因を挙げたいと思います。
1.人口増加と労働力人口の多さ

まずはやはり人口の多さと、現在も増え続けているということ。2050年には2億人を突破すると考えられています。人口が増えるということはあらたな需要が増加するということ、世界経済が今後も成長していくであろうという予測の根拠の一つには、まだまだ世界人口が増えていくということに起因しています。
また、労働力人口の多さも大きな魅力ですね。日本と比べると一目瞭然(笑)。2040年頃がそのピークと考えられており、ここからの20年間での成長が楽しみです。


2.安定した経済成長

GDP成長率について、コロナ禍の時期を除けば、近年は常に6%前後の成長を続けており、同じ南アジアの2国のように成長率が5%を下回ることがないというのが大きな魅力です。またそれと同時に国内の生活水準も向上しており、ますます多くの需要を生み出す状況となっております。


3.高い住宅需要

上記のような人口増と経済成長、そして生活水準の向上により、住宅に対する需要は非常に高まっていますが、急激な成長にインフラ整備がまだ追い付いていない状況です。バングラデシュの英字新聞【The Daily Star】によると、
「バングラデシュの住宅に関して国際金融公社(IFC)は、都市部の約1190万世帯がインフォーマル住宅に住んでいると評価した。また、都市部の低コスト住宅に対する需要は600万戸だが、2030年までに1050万戸に増加すると予想した。一方、2019年の供給はわずか1万7000戸だったため、93%の供給ギャップがあることを示した。」
とあり、今後の建設ラッシュと価格高騰は想像に難くありません。記事の内容が正確だとすれば、「建てれば売れる」ということになりそうです。
以上、バングラデシュの経済成長の可能性について説明させていただきました。
今後の動向をチェックしていきましょう。
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G.I.S.コンテンツ担当 鎌倉