年もすっかり明けもう半月が経とうとしていますが、少しだけ遡って今回はクリスマスについてお話しをさせて頂こうと思います!昨年のクリスマス、みなさまはどの様にそしてどなたと一緒に過ごされましたか?
日本では友達や恋人と過ごすというのがクリスマスのイメージだと思いますが、欧米諸国ではクリスマスは家族で過ごす日というものという事はもう既にみなさまご存知の事と思います。
日本でいうお盆やお正月の様なものですね、遠方からそれぞれ帰省し、家族や親戚が集まり特別な食事を食べ楽しい時間を過ごすというのは暦やイベントが違えどどこの国もさほど変わりがない様に感じます。
クリスマスの他にも私が住んでいたカナダではサンクスギビングも家族が集まりみんなで食事を楽しみました。
感謝祭(かんしゃさい)またはサンクスギビング(英語: Thanksgiving Day)とは、アメリカ合衆国やカナダなどで祝われる祝日のひとつ。Thanksgiving と略称されたり、あるいは七面鳥の日(Turkey Day)と呼んだりもする。アメリカでは毎年11月の第4木曜日、カナダでは毎年10月の第2月曜日になっている。
この日の伝統的な正餐のメインディッシュとなるのは、七面鳥の中に角切りにしたパンを用いた詰め物(「スタッフィング(stuffing)」または「ドレッシング(dressing)」と呼ばれる)や野菜、ハーブなどの詰め物を入れた大きな七面鳥の丸焼きである。そのため、感謝祭の日は「七面鳥の日」(Turkey Day)と口語的に呼ばれることもある。Wikipediaより引用
カナダ1年目のクリスマスはフィリピン人ファミリーの家でホームステイをしていました。
初めての海外で過ごすクリスマスだったので、だいぶ前から楽しみで仕方がなくソワソワしていました。笑
24日の夜はホストファミリーと一緒に教会へ行きました。私は今まで教会へ行った事がなかったため、クリスマス礼拝、そこで聞いたゴスペル、謎の小さなパンが回ってきて口に含んだ事等々全てが初めての経験でした。
お恥ずかしながらカトリックとプロテスタントの違いも知らなかった私は、十字架のみが飾られている教会と、十字架の真ん中にイエスが捉えられているものが飾られている教会がそれぞれあるという事なんて知る由もありませんでしたが、単純に教会とはこういう所なのかとあちこち観察していました。
もちろん英語での礼拝だったので、ほとんどの話を理解する事が出来なかったのですが、その雰囲気を味わえただけでも私は大満足でした。
そして、クリスマス当日はホストファミリーが家族ぐるみで親交のあるファミリー5家庭で行うクリスマスパーティーへ連れて行ってもらいました。各々夕食やお酒を持ち寄り、夕食後子供達は別の部屋で子供達だけで遊び、大人はお酒を飲みながら会話を楽しむといったよくあるホームパーティーのスタイルでしたが、「うわぁ〜映画とかでよく見る海外のザ・ホームパーティーを私しちゃってる~!!」と勝手に一人でとても高揚していたのを覚えています。笑
フィリピンはASEAN唯一のキリスト教国で、国民の83%がカトリック、その他のキリスト教が10%となっています。
イスラム教は5%(ミンダナオではイスラム教徒が人口の2割以上)です。つまり、カトリックとその他を合わせて90%以上もの人がキリスト教徒ということになります。
そもそも、カナダではクリスマスは多くの人が休暇をとります。それ故に、街に出ると日本の昔のお正月の様にほとんどのお店が閉まっているのです。驚く事にマックやスタバと行った大手チェーン店ですら15時には閉店もしくは朝からクリスマスは休みなのです。この様な背景もあり、クリスマスが平日であったとしても家族や友達と集まる事が日本とは違い可能なのですね。
カナダで過ごす2年目のクリスマスは働いていました。私の勤務先のダウンタウン通中心部にあるレストランは珍しくクリスマスでも営業をしているレストランでしたが(時短営業)日本とは全く異なり、クリスマス当日の予約は一切なく、これはお店を開けている意味が果たしてあるのだろうか、、、まさに閑古鳥が鳴くとはこの事だと思うほどいつもとは打って変わって静かな店内でした。夜も普段はにぎやかなダウンタウンもシーンと静まり返っていて、通行人もほとんどなく、なんだか別の町にいるのではないかと錯覚するほどでした。やはりカナダではクリスマスは外出することなく、みんなそれぞれ家で過ごしているという事が分かりました。
カナダのクリスマスはよくテレビ等で映るアメリカの様な派手なイルミネーションによる装飾された家はそこまで多くなく、どちらかというと質素なイメージでした。
クリスマスパレードやクリスマス期間のみ公園全体がイルミネーションで飾られるという事はありましたが、一般の家のイルミネーションは力を入れている家もあれば、何もしない家もあるという感じで、割合的には日本と同じ位だったと思います。
フィリピンのクリスマスはというと、カトリック信者が多いためか、クリスマスシーズンは9月に始まります。早すぎる気もしますが、9月からもうクリスマスの飾りつけが始まるそうです。イルミネーションが点灯したり、クリスマスソングも流れたりするので、街のクリスマスムードは高まりますね。また、12月16日から24日までの9日間は、毎朝4時から教会でミサが行われ、「全て参加すると願い事が叶う」と言われている事から、ミサ出席を励む人が多いという背景もあるそうです。クリスマス・キャロル(キャロリング)もその期間のどこかで行われ、子どもたちは回った家々でお小遣い(お金)をいただくのだそうです。日本でいうお年玉の様なものですかね。そしてこのクリスマスシーズンはニューイヤーを通り越して1月6日まで続くそうです。
それ故にフィリピンのクリスマスは「世界で一番長いクリスマス」といわれているようです。
そしてなんと、12月16日から1月初めまで職場や学校などでお休みになる所もあるそうで、、、随分長いですね。羨ましい限りです。笑
ホストファミリーの話によると、フィリピンではクリスマスイブには大勢が教会に出かけるそうです。そして25日の0時にはイエス・キリストの誕生を祝うミサが始まります。フィリピンでも欧米諸国同様にクリスマスは家族と過ごす日だそうで、海外に出稼ぎにいっている人たちも帰省して親戚一同も集まり大家族でごちそうを食べて過ごすのだそうです。
そんな一年の三分の一がクリスマスなフィリピンへ一度みなさまも訪れてみてはいかがでしょうか。
日本はクリスマスが終わるとあっという間にお正月ムードとなり、町のイルミネーションが一斉に外され、お店のショーウィンドウも一気に迎春仕様に変わる様をみると、何だか毎年少し寂しい気持ちになり年の瀬を改めて実感します。フィリピン程長くなくても良い気はしますが、クリスマスのあの雰囲気が好きな方は是非フィリピンはいかがでしょうか!笑
フィリピンに限らずその国独自のクリスマスムードを味わうのも悪くないでしょう。
私は日本やカナダでもクリスマスマーケットへは行った事があるのですが、クリスマスマーケットの本場ドイツは渡航経験がないので、是が非とも行ってみたいと考えています。
また、フィリピンのイエス・キリストの誕生を祝うミサというのにも個人的にはとても興味があるため、近い将来フィリピンのクリスマスシーズンに渡航出来ればと思っています。
月に1度はフィリピンへ渡航している弊社の代表が責任を持ってアテンドさせて頂きます。
ご興味をお持ち頂けましたら、ご遠慮なく一度お気軽にお問い合わせ下さいませ。
G.I.Sコンテンツ担当 風間