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花より団子は日本だけ??

皆さんは最近いつお花を買いましたか?
日本では、お花を買うタイミングといえば、誕生日や記念日、卒業式などの「特別な日」をイメージしますよね。
海外ではどうなのかというと、特別な日はもちろん、普段の生活の中でも気軽にお花を買っているようです。

合同会社Makimaが運営するグッズの情報メディア「お花のサブスク定期便」は、日本全国の10代以降の男女100人を対象に「どのくらいの頻度でお花を買うのか」についてのアンケート調査を実施しました。その結果、1年に1回程度」と回答したのが全体の28.0%で1位でした。また回答した理由として、誕生日や母の日などのイベントにプレゼントとして渡している、母の日、取引先のお祝いに買うといった意見が数多く見受けられました。

オランダ

花大国のオランダには世界最大の花市場があり、世界に流通するお花の6割が集まるとも言われています。
パンを2つ買う金があったらパンを一つと花を買う」ということわざがあるほど、国民の生活にも花が深く根づいています。窓辺に花を飾っている家が多いのは、自分だけでなく道を通りかかる人にも幸せをお裾分けしたいという気持ちからだそうです。何かとても素敵な考え方ですね。

ロシア

ロシアの首都モスクワでは街中の至る所に生花店を見つけることができます。これは男性が女性に花を贈る事が欧米と比べても多いためで、国内で年間に売れる生花は20億本を超えるそうです。また、目を引くのはそうした店舗の多くが年中無休の24時間営業なのです。店舗数が多い事や24時間営業なんて聞くと、まるで日本でいうコンビニのような感覚で花屋があるのでしょうか。店舗の他にも花の自動販売機があるという事も驚きです。

極寒地ロシアではお花が最大級の贈り物の様で、奥様や大切な人に花を贈る事が多いそうです。仕事が終わり自宅に帰る際などにお花を買って帰る旦那様も多いそうです。でも、それならば別に深夜まで営業する必要はなく、仕事終わりならば通常営業時間でもまだ買えますよね。どうやら花屋が深夜まで空いている本当の理由は別の様で、仕事後の飲み会で帰宅が遅くなってしまった際のお詫びで奥様にお花を贈るからだそうです。この感覚は我々にもあるのではないでしょうか笑
でもやはり奥様の機嫌をとる品にお花をチョイスするのはオシャレですね!
ロシアの他にも、フィリピンや韓国でも深夜まで営業している花屋が多くあるようです。深夜に空いている花屋、なかなか想像し難いですね。私自身、深夜にどうしても今すぐ花が必要だ!とういう場面に遭遇する事が今までなく、花を買うと言えば母の日や誕生日にプレゼントとして買う位の年に数回程度です。飲み会後のお土産はコンビニ調達で問題ありません。こう考えると花を買う習慣自体が私にはあまりない事に気が付き少々我ながらがっかりです。笑

バレンタインデーのプレゼント

イギリスやアメリカ等では、バレンタインデーのプレゼントといえば、男性から女性へ花束やフラワーアレンジメントのプレゼントが主流です。
カナダも同様でバレンタインデーの定番はバラの花束です。それ故に2月14日は花屋が大変忙しく、通常よりも長い時間営業している店舗が多くありました。
バレンタイン当日は、街中や電車の中で花束を持っている男性がたくさんいました。
日本ではあまり見慣れない光景だったので、何だかドラマや漫画でも見ている様な感覚になった事を覚えています。

2024年のSDSNによる世界の幸福度ランキング
1位フィンランド 2位デンマーク 3位アイスランド 4位スウェーデン 5位イスラエル
6位オランダ 7位ノルウェー 8位ルクセンブルク 9位スイス 10位オーストラリア
※日本の幸福度ランキングは世界51位です。

そして、AIPH2014のデータにはなりますが、国民一人当たりの花の消費量が多い国ランキングを見比べると、幸福度ランキング10位以内の国が5カ国入っている事が分かります。

1位デンマーク(幸福度2位) 2位スイス (幸福度9位) 4位ノルウェー(幸福度7位)
7位オランダ (幸福度6位) 10位スウェーデン(幸福度4位) ※日本は53位でした。

幸せだから花を消費するのか、花を消費するから幸せを感じるのか、その関係性は国連とAIPHのデータからだけでは分かりませんが、もしかしたら何かしらの関係があるかもしれませんね。海外の様に花を日々の生活に取り入れたい!と思っても、なかなか実践するのは難しいですよね。また、花屋に行く余裕が持てない方も多いのではないでしょうか。そんな時に花のサブスクリプションサービスを使ってみるのも1つの手ですね。宅配で家に定期的に花を届けてもらえるので、意識せずとも花を通して四季を自宅で感じる事が出来ると思います。
こんな些細な事かもしれませんが、日本人が幸せになるためには、もしかしたら花や緑を上手に生活に取り入れるところにヒントがあるのかもしれませんね。

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