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住みたい国15年連続No. 1マレーシア 移住した理由(前編)

マレーシア、皆さんは行かれた事はありますか。

日本人住みたい国15年連続No. 1選ばれ続けた事でも有名な国ですが、GACKTさんが快適な住居を求め約80か国、360都市世界中を旅した末、マレーシアに移住され「こんな国ないね」と絶賛した事で更に注目されるようにもなりました。ではその魅力とは具体的に何でしょうか。

現在、私は家族でマレーシアに暮らしています。渡航のきっかけは留学先探しでマレーシアが候補に上がり、母子で教育移住したのが全てのはじまりでした。そして暮らしはじめて約3ヶ月、あまりの心地良さに家族移住する決断に至りました

数ある移住理由の中から、記事を【前編】と【後編】に分けて、皆さんにマレーシアの魅力をご紹介したいと思います。

理由①差別のない多様性、ダイバーシティ。〜違いは当たり前〜

多国籍、多言語、多宗教が共存する国マレーシア。日本では同調思考が高いため、見た目が違う、言葉が違う、考えが違う、意見が違う、人との違いについて、自他共に違和感と捉えてしまう風潮があります。

ところがマレーシアでは多様性溢れているので、違いは当たり前なのです。

言語

街を歩いていると様々な言語が飛び交いますが、共通語は英語です。その英語の発音にも国ごとに個性があるため、リスニング力すら多様性になるように感じます。子供が大人になる頃、グローバル化によりビジネスの現場は更に多様化し、様々な国籍の方とやり取りする事が増えるでしょう。その多様性溢れる環境に今から慣れ、耳を鍛えておけるのは、対人力や語学力においても、将来におけるメリットに感じます。

ちなみに、ジャパングリッシュな自分の英語についても、多様性の一部であり個性と思っているので、特に引け目を感じません(笑)また、お互いにお互いの言いたい事を拾い合う事に皆さん慣れているので、英会話面でも臆する場面が少ないです。

マレーシアは海外経験が少ない方、英語初心者の方にも優しい国に思います。

日本人の特権

皆さんはパスポートは持っていますか?「英語は習ってきたけど」「子供には習わせているけど」「パスポートは持っていない」又は「期限が切れてしまった」そのような方、日本には多くいらっしゃるかと思います。

個人的には、とても勿体無いです。何故ならばマレーシア問わずアジアを主に海外では、日本人の評価がかなり高かったりします。綺麗好き、嘘つかない、時間守る、のような印象を持ってもらえるので、とにかく信頼され優遇される事もあります。日本にいたら気付けなかった日本人の特権や優位性が、暮らしてみてよく体感するのです。更に、日本のアニメ文化は世界ではトップクラスなので、マレーシアで出会ったスコットランドや韓国の方など日本のアニメファンの方に出会った際には、私達が日本人というだけで喜ばれる事もありました。(残念なことにアニメ知らずの私は、その後会話を広げる事には至りませんでしたが。。)

日本人であるということを再認識する事が出来、自国に誇りもつようになる、この感覚は日本を離れて初めて築かれました。

差別

世界には未だ人種差別が存在します。世界中を回っていると我々日本人も差別を受け不快な経験をすることもあるでしょう。その点マレーシアでは差別という言葉が無縁に思います。前述でもお話ししたように、お互いの違いを尊重し合えるような環境があるため、自他共に気持ちが公平になり差別に繋がりにくいのです。

留学等お考えの方に向けても、差別のない環境で学べる事は、異国の地で過ごす上で安心材料の1つになるかと思います。また語学力だけではない多様性の素晴らしさについても体感して学ぶ事ができます

理由②銃社会ではない治安の良さと人の良さ。〜子育て環境抜群〜

住むための必須条件

治安が良い国と評される日本で育ってきた我々からすると、どこに住むにも治安良さは絶対条件になるかと思います。私の場合は、更に銃社会ではないことも重要視しています。銃社会である隣国タイで、母子留学中のご家庭が銃事件巻き込まれるという記事を、中国の方から教えてもらった事があります。当時私も母子留学中でしたから他人事に思えない痛ましい内容でした。銃社会ではない日本でさえ銃事件があるので、正直どこにいても、何が起きるかは人生分かりません。ただ危険の確率をなるべく少なくし、安心して暮らせるところに身を置くという事は、子供のいる私にとっては必須事項でした。その点でも銃社会では無いマレーシアは魅力でした。

住んでる人達

マレーシア人以外の外国人…現在、マレーシアでは教育移住や長期移住のVISA条件が厳しくなり、特に都心部に暮らしている外国人の方は経済的に余裕ある方や、しっかりと身元を明かせれるような方、または駐在員さんが主です。そのため移民層の質はとても良いです。

現地の方…マレー人の方から「純マレー人は家や車の購入や国立大学への入学する際、国から優遇される」という話を聞きました。調べてみると、マレーシアでは長年にわたりマレーシア原住民を優遇するというブミプトラ政策が存在しており、経済差への救済措置がなされているようです。大きな貧困層が生まれずらいため、国全体で見た時の治安良さにも繋がっているように思います。

子育て環境

人の温かさ、子供を連れていると特に感じます。フレンドリーな大人が多いので、我が家では子供達が、オーダーをする、質問をする、交渉をする、が当たり前の光景になりました。つい最近は、カートの整理をするスーパーのおじさんのお仕事を一緒にやらせてもらったり、開店前にお腹空かせた子供のために早々に開けてくれたり、気付くと一緒に遊んでくれていたり、とにかく子供達に優しいのです。子供と一緒にいると温かい瞬間によく立ち合い、こちらまで幸せな気分になります。母子留学中は、この優しさが心の支えでした。

温かい大人達の元で成長してくれるので、子育て環境はとても良いです。

日本人の暮らしやすさ

マレーシアは、マハティール元首相が「日本に手本にした国造りをする」という「ルックイースト政策」を長期推進していたため、世界有数の親日国家です。新日国家であるか否かも、海外で安心して過ごすためには大切だったりします。

スリ

以前ヨーロッパでスリ被害を経験した事があります。そのためスリには敏感な私ですが、マレーシアに暮らしてはじめて、貴重品の所持に対してあまり神経質にならなくなりました。お店に水筒忘れた時はお店の人が走って届けてくれたり、マウスピースをテーブルに置き忘れたら包んで保管してくれたり、お会計時お財布を部屋に忘れた時は取ってくるまで待っててくれたり、うっかり者の私はむしろ助けられる場面のほうが日常的に多い為、日本感覚で過ごしてしまっています。

ちなみに、治安の良さを示す世界平和度指数という言葉はご存知でしょうか。下記ご参考にしてください。

世界平和度指数(せかいへいわどしすう、英:Global Peace Index、Negative Peace Index[1])は、経済平和研究所による、または地域における平和の相対的な位置を測定する指数である[2]

2023年の世界平和度指数を示した地図。緑が濃いほど平和なことを示し、赤が濃いほど平和から遠いことを示す。

23項目にわたって163か国を分析し、各項目は「安全・安心」「国内・国際紛争」「軍事化」の3つのカテゴリに分類される。

Wikipediaより引用

その世界平和度指数のランキングを1位から見てみると、日本はさすがの9位です。マレーシアはというと、なんと世界で19位です。

マレーシアより下の国はこちら。留学先として人気の高いオーストラリアやヨーロッパより、マレーシアが上回っています。

平和を日々体感している身からすると、世界平和度指数の世界ランキングの結果は、納得です。

注意

但し、「ここは少し気を付けないといけない、ここは夜は外出を控えよう」と感じるエリアも確かにあります。ネットでもスリ事件について目にする事がありますから、油断は大敵です。

私の場合は、どこ行くにも子供と一緒のため、アンテナがかなり敏感になり、無意識に危険な場所、人、雰囲気から距離を置く癖がついているので、今のところ悪い事件に巻き込まれた事はないのかもしれません。

安全に生活するためには、どこにいても、最低限のアンテナは大切かと思います。また、優しい環境だからと言って、最低限のマナーや礼儀、そして感謝も大切にしたいです

理由③肌質も健康も改善?気候の良さ〜家族で健康〜

日本とマレーシアの気候の違い

図を見ると、1年通しての日本の寒暖差が分かります。四季がある事はとても魅力ですが、実は我が家には大敵でした。息子は生まれつき敏感乾燥肌で、日本の冬は必ず傷だらけのひどい乾燥肌になってしまうので、毎年冬を乗り越えるのは大変でした。娘と私は気管支が弱いので、季節の変わり目や冬の乾燥、花粉の時期、あらゆる変化にアレルギー症状が出て、すぐ副鼻腔炎や咳、頭痛が酷くなったりと月1で体調を崩していました。主人も花粉症の時期は、目の痒みで角膜が大変な事になります。

決してタフな身体ではない我が家、マレーシアに来てからはどうなるか、もし体質的に合わなければ帰国しようと思っていました。ところがマレーシアでは、年間の日中平均気温は年間を通じて変化が少なく、熱帯雨林地帯なので乾燥にも悩まされず、朝と夜は涼しいので寝苦しい事なく、かなり心地よかったのです。そしてなんと言っても花粉がないのです。

結果、殆ど体調は崩さなくなり、息子の肌も落ち着き、家族の健康が安定しました。乾燥や花粉が無縁となり、年中通して寒暖差の無い過ごしやすい気候が、家族の体調を改善してくれたのです。個人差ある内容ですが、我が家には大きな変化でした。

注意

マレーシアには天災が殆どない事も有名で、なんて完璧なのだろうと思いましたが、実はインドネシアからの空気汚染ヘイズが、特定の時期になるとやってきます。不安な方は、空気清浄機は各部屋に設置し、外出時はマスクがあると安心かもしれません。ちなみに体調に敏感な我が家は、日本の時から空気清浄機を各部屋に置きマスクも常備していましたが、同じ内容でヘイズ対策が出来ています。今のところ大きな体調不良はありませんが、こちらも個人差あります。各々の体質に合わせて対策しておくと安心かと思います。

理由④タクシーバス電車、安いし安全、利便性の良さ。〜世界が広がる〜

皆さん、私生活ではタクシーは乗りますか?私は日本にいる頃は、大雨や炎天下など何かを理由にほんの稀にタクシーを利用する程度でした。道が混雑していると近くても一瞬で1500円は超えてしまう事もあったため庶民からすると「高い。」と感じてしまい、タクシーを乗り回すなんて無縁でした。

ちなみにマレーシアでは、有り難い事にタクシー乗り回せています!何故かというと車で10分前後先のちょい乗りが大体210円前後なのです。田舎に住んでた時は150円くらい、都心部に来てからは体感210円くらいです。雨の日、ラッシュ時でさえ60円程度上がる程度です。ちょいノリ茶飯事利用したとしても、お財布に優しいので、子どもがいると気楽にタクシーを利用できる事は、とにかく助かります。また、マレーシアでは自分のいる場所に迎えに来てくれるのが基本なので、足腰に負担の出てくる70歳の母がマレーシアに来てくれた時も、よく利用して、その便利さに母は感動していました。

運転が苦手な方、子供がいる方、年配の方、皆さんにとって、手軽にタクシーを利用できるのはどこ行くにも有り難いです。

他にも、交通料金がとにかく安いです。電車(50円前後〜)、シンガポールへの長距離バス(1700円前後〜)、新幹線のような列車も遠方へ1000円前後で行けたりします。マレーシア周辺には、タイ、ベトナム、インドネシアなど隣国が沢山あるので海外旅行にも出やすいのもメリットです。アジア圏だけではなく、オーストラリアのパースにも近いため、片道約1万円で行けたりします。コアラさんにも国内旅行感覚の交通費で気軽に会いにいけちゃいますね。

日本にいた頃は、家族で海外旅行する際はイベント騒ぎで年1の思い出作り程度でしたが、マレーシアでは海外旅行も国内旅行感覚で叶ってしまいます。世界が広がる気分で、旅行好きにとっては大きな魅力です

以上、移住に繋がったマレーシアの魅力について、【前編】では4つご紹介させていただきました。【後編】でもまだまだ話し足りていないマレーシアの魅力を、ぜひご紹介させてください。

GIS コンテンツ担当 清

弊社では、代表自ら世界中を飛び回り、日本、フィリピン、エジプト、ウズベキスタン、そして今回記事にさせていただいたマレーシア等の国内や海外の不動産の多数お取り扱いしております。不動産以外にも「現地のことを知りたい」など、もしご質問ございましたらお気軽にお問い合わせください。相談は何度でも無料です。世界を知るきっかけにしていただけたら幸いです。

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