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トイレ天国、日本!!

私達の生活になくてはならない場所の一つにトイレがあげられるのではないでしょうか。
特に私は外出先でよくトイレに行きたくなるタイプなのですが、日本のトイレには基本的にウォシュレットがついていて必ず駅にはトイレがある、お店に入ればトイレを貸してくれるなんてことは当たり前なので日々助かっています。笑 しかし私が住んでいたカナダ・バンクーバーでは日本と比べると圧倒的に使えるトイレが少なくて本当に困りました。

カナダのトイレ事情

日本では電車の駅や公園とあらゆる所に公衆トイレがありますが、バンクーバーでは観光地や水族館等以外のそれほどメジャーではない場所にはありません。
お酒を飲んだ帰りなど、駅でトイレがしたくなってもどこにもトイレはありません。
ファーストフード店やスーパーにトイレがある所もごくたまにありますが、トイレが1個しかない上に、誰かがこもっていてなかなか出てこなかったり、トイレが詰まっていたりと、基本的に使えない事の方が多いのです。
また、スターバックスや※1ティムホートンズでトイレを使う際は、店員からトイレに入る為の鍵を借りる必要があります。そして鍵を借りて入れたものの、建物のマネージメント会社が清掃会社を雇っていない所は、水が流れなかったり、尿が外に出ていたりとキレイにしている所が珍しいくらいで、あまり使う気にはなれない所がほとんどでした。

※1 カナダのドーナツチェーンである。1964年にオンタリオ州ハミルトンでオープンし、以後カナダ国内に急速に拡がり、カナダ最大のファーストフードチェーンとなっている。
ティムホートンズはカナダの至る所で見ることができ、店舗数は、カナダ国内に約3,000店以上、アメリカ(東海岸・中西部)に出店し約600店以上ある(2018年現在)。
2005年のティムホートンズのカナダ国内の売り上げは、カナダ国内のファーストフード全売上の22.6%を占める。カナダ国内にあるコーヒー、パン菓子製品の店舗の76%のシェアを持ち、カナダ国内のカフェとしてのシェアは62%を占め、2位のスターバックス (7%) を大きく突き放している。

Wikipedia より引用

ちなみに、カナダではトイレの事をRest RoomやBath Roomとは言わず、「Wash Room」と言い、トイレの看板も必ず「Wash Room」と書いてあります。Rest RoomやBath Roomと言っても通じますが、カナダではWash Roomだと覚えておくと良いかもしれませんね。
もちろんカナダでも使用可能なトイレもありますが、少し日本の公衆トイレとはイメージが異なるかもしれません。
綺麗なショッピングモールやビルの中にあるトイレでもウォッシュレットは基本的にありません。またドアが小さい為、背が高い人であれば上から覗けるようなレベルです。ドアの下側もかなり隙間があるので、入ってるかどうかは鍵を確認するよりも(日本の様に使用中は赤に変わる仕組みのドア鍵はほとんどありません)下を覗いてみればすぐに分かると思います。なので、自分が使用している時も個室から隣の人の足が普通に見えます。最初の頃は下から急に誰かが入って来たり覗かれたりするのではないかと少し毎回ドキドキしながら用を足していました。笑
私はカナダではどこに綺麗でちゃんと使えるトイレがあるのかをある程度把握して生活していました。カナダで生活する際はトイレの場所をGoogle Mapなどでメモしておくと便利かもしれませんね。

日本のコンビニのトイレ

コンビニのトイレにはその街の治安の良し悪しが表れる、という話を聞いた事はありせんか。
トイレの貼り紙を見て、「使用しないで下さい」=以前にトラブルがあった(頻発した)可能性があり、治安が良くない地域の可能性が高いそうです。次に、「お声掛け下さい」=ただ単に防犯上の都合か以前にトラブルがあったがそこまで大きなトラブルではなかった、最後に「ご自由にお使い下さい」=トラブルが少なく、綺麗に使われている、比較的治安が良い地域ということが分かるそうです。なので、引越し先の治安が気になるのであれば、コンビニのトイレへ行けば分かるという話も一理あると思います。トイレは人の目に触れづらい故にモラルの良し悪しが問われる場所だと考えられるので、判断の一つとして使えるかもしれませんね。

世界のトイレ事情

私は学生の頃から旅行が好きでおよそ10カ国渡航したりカナダには2年ほど住んでいましたが、やはり毎回気になるのがトイレ事情です。1番衝撃的だったのは中国のトイレで、有名な観光地にも関わらず基本的に個室に扉がなく外から丸見え、トイレットペーパーもないのでトイレの入り口でティッシュを買う必要がありました。そんな状況でもするしかないので、友達に個室の入り口にドアの様に外向きに立ってもらい、私は用を足しました。また、タイへ行った際は、トイレにトイレットペーパーが流せずゴミ箱に捨てなければいけなく、トイレの横になぞのピストルの様な水鉄砲の様な物があったり、(あとで調べるとウォーターガンという手動式のウォッシュレットでした)そして、使用後は桶で水をすくって自分で排泄分を流す!という事にも驚きました。

これはフィリピンのスラム街を弊社の代表が視察し撮ってきた写真ですが、ここはトイレ兼お風呂だそうです。正直私はここで用を足せる気がしないのですが、こういう環境でも生活を送っている方々がいるという事を忘れてはいけませんね。

以下はウォーターエイドの報告書によるものです。
・適切なトイレを利用できない人口の割合が多い国 1位はエチオピア(約93%が適切なトイレを利用することができず、スペインの人口とほぼ同じ4,600万人の女性と女の子たちが安全な場所で排泄することができず、健康被害や暴行の危険にさらされている)
・適切なトイレを利用できない人数が多い国 1位はインド(トイレを利用するために列に並んだとすると、その長さは地球4周分になる)
・トイレを利用できない国の上位10か国は全てサハラ以南アフリカ(トイレを利用できる人口の割合は平均で28%な為、5歳以下で命を落とす子供の数は先進諸国の15倍)

世界人口の5分の1以上にあたる17億人が、適切なトイレ(「基本的な」または「安全に管理された」衛生設備)を所有していないそうです。多くの場合、排泄物は未処理のまま環境中に残るので、地域の衛生環境を悪化させ、人々の健康を脅かします。トイレ一つをとってみても、日本はいかに恵まれているのかが分かりますよね。

今回はトイレにスポットを当ててお話させて頂きましたが、この様に何か1つに絞って旅行をする際に海外の実情を探ってみるのも楽しいのではないでしょうか。
実際に住んでみたり、行ってみないと分からない事がたくさんありますよね。
20カ国以上旅をし視察している代表の他、40カ国以上渡航経験のあるスタッフが弊社にはおります。現在も月に数回定期的に渡航している為、ガイドブックに書かれている様な一般的な事からコアな海外情報はもちろんの事、海外不動産・現地情報まで生きた情報をみなさんにお伝えする事が出来ます。少しでもご興味をお持ちでしたら是非一度お問い合わせ頂ければ幸いです。

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