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日本におけるファッションの多様性はどこまで!?

こんにちは。G.I.S.コンテンツ担当の風間と申します。
またまた突然ですが、みなさんが服を買う時はどの様な基準で選んでいますか?
自分の好きな服、着たい服をいつでも自由に着る事が出来ていますか?
日本ではTPOに合った服を着なければいけませんよね。もちろんそれはどこの国でも同じだと思いますが、私が住んでいたカナダのバンクーバーでは少し日本とは事情が違いました。

バンクーバーの看護師は白衣じゃない??

私がバンクーバーで3週間ホームステイをしていたのは、フィリピン人ファミリーの家で、父・母・小学生の娘2人・祖母という家族構成でした。ホストマザーの仕事は看護師だったので、彼女は家から看護服を着て出勤していました。そしてその看護服を見て私は思わず二度見しました。日本のナース服といえばだいたい白衣や緑・青などの単色のものを私を含めみなさんイメージしますよね。

しかしホストマザーが着ていたのは、まぁそれはそれはカラフルなネコちゃんの絵がたくさん描かれたとてもかわいいナース服で、私からしたらこの様な斬新なデザインのナース服があるという事にまず驚きました。また彼女は別に小児科の看護師ではなかったのですが、子供達が喜びそうな目がチカチカする派手な無数のネコちゃん柄を着ていても職場で許されている事がすごいと思いました。笑
しかし彼女達からしたら許されるも何も、別の日のナース服もカラフルな花柄だったり、カラフルな迷彩柄だったりと、とにかくかわいくて派手なものが多かったので、ただそれが好きだから職場でも普通に着ているだけなんですよね。その時は日本でもこのナース服を取り入れたら院内が明るくなって良いのになぁ〜なんて思いましたが、病院は楽しい事や嬉しい事ばかりではないので、やはり日本では場違いなナース服なんて言われてしまうのが目に見えていますね。

小学校の参観日

ちょうどホームステイをしている時に、日本でいう授業参観の様なイベントがホームステイ先の子供達の小学校であり、私も一緒に連れて行ってもらう事ができました。カナダの小学校を見られるというだけでワクワクしていたのですが、やはりカナダは移民の国ですね。クラスには色々な国からカナダに移ってきた人の子供達がたくさんいました。子供達のクラスメートには、香港・韓国・フランス・フィリピン・メキシコ・日本など、とても国際色豊かでした。ここにいるだけで、様々な国の文化が勝手に学べるのだろうなぁと感じました。
学校行事には一応きちんとした格好で行かなければいけないというのが日本で生まれ育った私の感覚だったので、大した服をこっちに持って来ていなかった事を後悔していたのですが、それはまさにいらぬ心配でした。保護者達はジーンズに普段着のシャツの人や上下ヨガウェアの人、ショートパンツにトレーナーのようなラフな格好の人の方がほとんどで、スーツの様なしっかりめの服を着た人はまず見かけませんでした。日本に比べるとずいぶんカジュアルですよね。

最近は日本でもほとんど普段着の様な格好で授業参観へ行くのが普通なので、よく私は母に「その格好で子供の学校行くの?」なんて言われてしまいますが、確かに私が小学生の頃の授業参観では、父親はスーツ、母親はスーツとまではいきませんがワンピースなどフォーマルな格好をしているのが当たり前だった様に思います。だいぶ保護者の服装に関しては日本も変わりつつあるとは思いますが、先生は普段着ではないですよね?バンクーバーの小学校の先生はカジュアルなTシャツにショートパンツで授業をしていました。

他のクラスの先生を見ても同様でした。なので、ホストマザーに先生達はこういう日でも毎回スーツを着ないのか聞いてみると、カナダではだいたい先生はジーンズを履いていて、男性の先生がスーツを着てネクタイをしめている光景なんてごく希だそうです。女性の先生がきちんとしたワンピースを着ているのも希で、多くの先生がラフなパンツスタイルを好んでいるそうです。
私の主観ですが北米の人は学校や会社にはカジュアルな格好の人が多いのに対し、アジア系の人は北米の人に比べるとそういう場では正装率が高い様に感じました。また、北米の人は普段はほとんどスッピンでカジュアルな格好なのにパーティーの時はとびきりおしゃれをして、女性はバッチリ化粧をして出かけます。日本の女性はここまでオンオフの差がない様に感じます。いつどこで力を入れるのかという点でも服に対しての考え方が違うという事が分かりました。

レギンス1枚がズボン変わり?


タイトなレギンスを1枚で履きこなすカナディアン!カナダでは若者に多く見られますが、日本人ならスカートの下に履くなど、タイトで薄いレギンスを1枚で履くことはほとんどないのではないかと思います。なので私は初めてこの格好を見た時は衝撃でした。最初は、えっ、、、スカート履き忘れた?と思いましたし、もはや私には芸人の江頭スタイルとしか思えなくて、よく恥ずかしくもなくその格好で平気で歩けるなといつも思っていました。笑
なによりタイトな形態のため、足の太さなどボディラインがバッチリと出てしまっているので私にはかなり抵抗があり、あれは足が長くお尻が上がっているカナダ人だからいいんだと自分に言い聞かせていました。笑
私もですが日本人は周りの目をとても気にしますよね。この歳でこれを着ていたらイタイ人と思われないだろうか、この体型なのにこんな短いパンツやスカートを履いて大丈夫だろうか、露出し過ぎと思われないだろか、本当はこの服を来て行きたいけどもしかしたら場違いな格好かもしれない等々、私も常々服を選ぶ際は考えています。
そんな私もカナダでは、さすがにレギンスをズボン代わりにして歩くという勇気は最後まで持てなかったものの、日本にいる時より遥かに派手なTシャツを着たり、ショートパンツや短いスカートを履く事に全く抵抗を持たずに着る事が出来ました。
そのきっかけとなった出来事が、ビーチへ遊びに行った際に、蛍光黄色のビキニを着た高齢の女性がシートに寝転び、日焼けを楽しんでいる姿を見た事です。その女性だけではなくビキニを着ている高齢の方を多くみかけ、日本では考えられない光景だったのでカルチャーショックを受けたのと同時にすごく素敵だなぁ〜!と思い、自分の好きな服をいくつになっても人目を気にせず着れる人・場所が羨ましく感じました。日本では、いい歳してビキニなんて恥ずかしくないの??と言われてしまったり、何ならちょっと頭がおかしくなってしまったのかなんて思われてしまいますよね。

他人の服装に対する考え方の違い

最初は日本人に比べカナダの人達は、自分以外の周りの人に関心がないのかと思っていました。他の人が何を着ていようが気にならないからこそ好きな服を勝手に着ているのだと思っていたのですがどうやらそうでもなく、よく道端で知らない人に「アナタの靴素敵だね、どこで買ったの?」「そのシャツとてもアナタに似合っているよ」なんて声をかけられる事がありました。と言う事は、他人の服装に興味はあるのですよね。なので日本人との決定的な違いは、否定的な目で相手の服装を見ているか否かという点ではないでしょうか。

カナダの人達は、相手の服装の良い所をすぐに見つけ褒めるのです。私は日本で急に知らない人に服を褒められたら驚き少し警戒もしますが、カナダではよくあるごく普通の事であったし、純粋に褒めてくれているのが分かったので全く嫌な気はしませんでした。ファッションの多様性などと昨今日本ではよくいわれていますが、こういう海外の現状や考え方をみるとまだまだではないかと思います。

今回はファッションについてお話しさせて頂きましたが、この様に考え方1つをあげてみてもまだまだ諸外国より遅れている部分がたくさんあり島国日本の閉鎖的な考えといいますか、やはり日本人は新しい考えを取り入れたり、新しい事を始めるのが少し苦手な様に感じます。これは資産運用においても同じ事が言えるのではないでしょうか。日本の教育現場では昔から現代に至るまでなかなか実践的な資産運用を学ぶ機会がない事から、日本人の多くはいまだに「資産運用」「資産防衛」といったスキルを学ぶ、あるいは積極的に身に付けようという人は少ないです。

かたや最も投資教育が進んでいると言われているアメリカでは、2003年に「金融リテラシー教育改善法」が制定され、国民に対する投資教育を国家で取り組む法律が制定されています。もう21年も前から取り組んでいるのです。

日本銀行調査統計局の2021年8月20日「資金循環の日米欧比較」によると、「家計の金融資産構成」を国際比較した場合下記のような結果になりました。

<日本>
・現金・預金…… 54.3%
・保険・年金・定型保証…… 27.4%
・株式等…… 10.0%
・投資信託……4.3%
<アメリカ>
・現金・預金…… 13.3%
・保険・年金・定型保証……29.0%
・株式等…… 37.8%
・投資信託……13.2%
<ユーロエリア>
・現金・預金…… 34.3%
・保険・年金・定型保証…… 33.8%
・株式等…… 18.2%
・投資信託……9.6%

私自身もそうですが、馴染みのない言葉を聞くとすぐに怪しいと疑い構えてしまいますよね。今まで貯金が1番だと考えていたのに、投資だと??それどういう仕組みなの??等々、様々な疑念を抱くと思います。新しい事を始める・取り入れる事はなかなか勇気がいる事です。また日本人がいまだに銀行の預金に対して高い信頼性を置いている事は私自身もそうでしたのでよく分かります。しかし言い換えれば日本人の投資スキルのなさを実感さざる得ない事だと思います。弊社では入門編の些細な疑問から専門的な事までしっかりお答えしサポートさせて頂きます。まずはお気軽に一度お問い合わせ頂ければ幸いです。

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