今年もフィリピンのホットトピックスが続出しています。
さて本日は“GISとしても嬉しい”、”日本人としても嬉しい”、”フィリピン投資家としても嬉しい”この3つの観点から”2024年フィリピンのホットトピックス”を4選をご紹介したいと思います。
World’s Best Companies 2024フィリピン企業ASEAN最多
13米大手誌タイムは、世界の優良企業1,000社をリストアップし「World’s Best Companies 2024」を発表しました。
その中で、フィリピンからはASEAN(東南アジア諸国連合)最多の13社が選出されました。
※同調査は、タイムと独調査会社スタティスタが共同で実施したもので、収益性や従業員満足度、環境・社会・企業統治(ESG)に関するデータなどを基準に世界の優良企業1,000社を選出されたものです。
フィリピン勢の最上位には、財閥大手アヤラ・コーポレーション、財閥大手SMインベストメンツ、不動産大手SMプライム・ホールディングス、財閥大手アボイティス・グループ、小売り大手ロビンソンズ・リテール・ホールディングス、財閥大手アライアンス・グローバル・グループ等、不動産関連の会社も多くランクインされています。
他のASEAN主要国と比較すると、シンガポールが11社、インドネシアが5社、マレーシアが4社、タイが4社、ベトナムが0社、フィリピン企業のランクイン数の多さがわかります。
今回ランクインした、『SMインベストメンツ』グループ。創業者のヘンリー・シーは、米経済誌フォーブスによるフィリピンの長者番付で11年連続首位をキープしていた事でも有名です。この不動産部門、SM Development Corporationでは、弊社GISの代表が2023年世界No.1エージェントとして賞されました。
世界に評される素晴らしい企業で、光栄なる功績、改めて誇らしい限りです!
住宅価格上昇率No.1 フィリピン
英不動産サービスのナイト・フランクが5月に発表した調査によると、マニラ中心部のマカティ地区と近隣エリアの高級住宅の価格は、2024年3月までの1年間で26%上昇し、調査した世界44都市の中で最も大きな上昇率を記録しました。
2位は東京で12.5%、3位はムンバイで11.5%、フィリピンは2位との差2倍以上という圧倒的な上昇率です。
ナイト・フランクは、”この上昇の主な原因がフィリピンの経済の好調とマニラ周辺の大規模なインフラ投資にある“としており、これからもフィリピンへの不動産投資への注目が増す一方です。
フィリピンは、首都マニラの人口増加に伴い、不動産価格の上昇が年々続いていますが、英語圏である事から世界の企業や投資家達にとっても良い環境が整っている事も今回の上昇率に繋がった要因かと思います。
親日家ランキング1位
第12回アウンコンサルティング親日度調査では、世界14の国と地域における日本への好感度、訪日意欲、訪日計画時の情報源に基に、調査結果が発表されました。
※対象の国は下記の通り
韓国・中国・台湾・香港・タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ベトナム・インド・オーストラリア・アメリカ・イギリス
そして今回の調査結果で、日本が「大好き」「好き」とした回答の合計が最高値になったのは、なんとフィリピンとインドネシアが共に100%を記録しました。
中でもフィリピンは、「大好き」が調査国・地域の中で最高値の77.1%を示し、No.1の親日家と位置付けられました。
日本がフィリピンにビジネスを仕掛ける意義としても「親日国家」であることがあげられていることにも納得です。
ビジネス、旅行、留学、不動産投資等、フィリピンと関わりの多い日本人としては嬉しい調査結果となりました。
経済成長、ASEANトップ
フィリピンは現在、目覚ましい発展の途上であり、人口とGDPの成長率がASEANのなかでもトップクラスとされています。
人口で見ると、15歳〜64歳の労働者層が60%を超える成長に理想的な動態を示し、2030年には66.3%、2040年には67%まで増加すると予想されています。
ASEAN+3マクロ経済研究所(AMRO)によれば、フィリピンは強靭な国内需要に支えられ、今年地域内で最も高い成長する経済として予測されています。
2024年と2025年の実質GDP成長予測について、IMF、アジア開発銀行(ADB)、世界銀行、ASEAN+3マクロ経済調査事務局(AMRO)の4機関は、それぞれ2024年4月版の見通しを発表しました。
これらによると、東南アジアの中では、フィリピンの成長予測が6.1%(5.8~6.3%)と最も高い予測となりました。
続いて、カンボジアが6.0%(5.8~6.2%)、ベトナムが5.8%(5.5~6.0%)、インドネシアが5.0%(4.9~5.2%)、マレーシアは4.6%(4.3~5.0%)
ラオス4.2%(4.0~4.7%)、タイ2.8%(2.6~2.9%)、シンガポール2.4%(2.1~2.6%)、ミャンマーは1.8%(1.2~3.2%)
平均を下回ったシンガポールの結果については、意外な結果でしたが、東南アジアだけを見ても、フィリピンの成長率の高さと可能性を改めて感じます。
東南アジアへの不動産投資が世界で注目されている中、やはりフィリピンは特に抑えておきたい国だなと実感しました。
2024年も残りの3ヶ月と弱となりました。残りの期間も、勢いが止まること知らないフィリピンのホットニュースが楽しみです。
GISコラム担当 清
弊社では、代表自ら世界中を飛び回り、日本、フィリピン、エジプト、ウズベキスタン、そして今回記事にさせていただいたENTRADA やATIKA MALL、トニーノ・ランボルギーニレジデンス等、多数の物件をお取り扱いしております。不動産以外にも「現地のことを知りたい」など、もしご質問ございましたらお気軽にお問い合わせください。相談は何度でも無料です。世界を知るきっかけにしていただけたら幸いです。